現代医療に必要な内視鏡検査に管理士が存在する

以前の医療現場では胃カメラといった内視鏡検査を行う機器を保有する病院は限りがあり、高度先端医療が行える大病院や救急指定病院といった、緊急に備える病院施設にしか無い、非常に希少価値の高い機器の一種とされていた時代があります。その状況を改善したのは、高度医療機器を正確に取り扱うことのできる管理士の存在が深くかかわっています。
内視鏡検査を行う機器は、人間の唾液といった体液を吸い出すモーター部分、写真を撮影するカメラ部分、そしてもっとも繊細で取扱いに注意を必要とするファイバーの部分に大別されます。特に体に入って病気の観察を行うファイバーの部分は、医師が自分の手と同じように動かせるように複雑な配線が組み込まれており、その部品にカバーがかけられた状態であるため、一本が数百万円とする非常に高額な機器です。使う前にモーター部分と接続されているか、ファイバーがきちんと動くかという動作確認が求められます。また、ファイバーは体に入る部分であるため、一人に使用する度に専用の消毒液での洗浄も必要とされます。こういった手間暇がかかる高額な機器を扱える人物が以前は少なかったため内視鏡検査が普及するまで時間がかかりましたが、現在では管理士を育成する専門機関があり、全国で管理士が活躍するようになったため、一般の方でも内視鏡検査が気軽に受けられるようになってきています。
管理士は各病院にある内視鏡検査室に専属で勤務することが多いプロフェッショナルです。機器の動作確認とファイバーを洗って綺麗にするという二つの作業を同時に行う迅速さの他にも、苦しい検査を受けている患者側の気持ちになって、背中をさすったり声を掛けるという優しさも必要とされており、医療現場において大変重要な役割を担っています。

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